俺の小さなお姫様
第4章 第四章 俺の彼女
しかたねぇ。
俺も追いかけるか。
玄関に行くと、ガキんちょが戻ってきた。
「はるちゃん、これ。」
???
「…っ!愛、これどーしたんだ?」
ガキんちょから渡されたのはケーキの箱だった。
「ここにね、おいてあったよ?」
美羽だ…。
あいつ、ほんとは…。
「はるちゃん。
けんかしたらね、ごめんなさいするんだよ?」
…。俺なんかより、このガキんちょの方がずっと大人だ(笑)
「そうだなっ。
愛、ちょっと家の中で待ってろよ?」
「うん!」
ガキんちょを残して、俺は美羽を探しに外に出た。