俺の小さなお姫様
第4章 第四章 俺の彼女
何か今日、人のこと探してばっかりなよーな気がする(笑)
裏庭に行くと、美羽が雪だるまの前に座って泣いていた。
ありゃーこっちが泣いちゃったか…。
でも、案外近くに居てくれて助かった。
「美羽っ!」
後ろから名前を呼ぶと、チラッと振り返った。
結構泣いたのか化粧がぐちゃぐちゃだ(笑)
「ひどい顔だなー(笑)」
「何しに来たのよ!あっち行って。
私なんかほっといて、早くあのガキんちょの所に戻んなさいよっ!」
バシッとパンチを食らう。
ま、全然痛くないんだけど。
「何しにって、ここ俺ん家の庭だし(笑)」
「っ…。」