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俺の小さなお姫様

第4章 第四章 俺の彼女

「一緒に居たいのにっ!」


「…気付いてやれなくて、ごめんな。」


美羽の髪に顔を埋めて、俺は美羽が離れて行かないようにずっと抱き締めていた。

美羽、ごめん。
本当は俺だって一緒居たいんだ。昨日だって、お前とイルミネーション見たかったんだよ。


美羽…。



「遥斗、もぅいいよ離して。」

泣き止んだ美羽が俺の腕の中から出ていく。

「今日は私も言い過ぎた。邪魔してごめんね?」


「んな事ねーよ
美羽は邪魔なんかじゃない
電話、出れなくて悪かった。」


「いいのよ。
さ、この話はこれで終わりっ!

遥斗も、そんなしんみりしてたらあのガキんちょまた心配するでしょ?」


「…ああ。」

こいつ、マジいい女だな。


「じゃ私帰るよ。
でも遥斗、今回の埋め合わせはちゃんとしてよねっ!(笑)」



パシッ

帰ろうとする美羽の腕を掴んだ。

「待てよっ
その…。一緒にケーキ食おうぜ?」


「それって私が持ってきたヤツ?(笑)」


やっぱりお前かー(笑)





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