テキストサイズ

俺の小さなお姫様

第1章 第一章 メリークリスマス



手を繋いで部屋を出ると園長先生が待っていてくれた


「あら、愛ちゃん。
カッコいいお兄ちゃんが迎えに来てくれて良かったね」


「うんっ!」


「先生今までありがとうございました。
詳しい書類は祖母から送られて来ると思います」


クイッ


頭を下げて今後の事を先生と話していると、愛ちゃんが俺の手を引いた



「愛ちゃんは早くお兄ちゃんと行きたいみたいね?」


「愛ちゃん、今先生と大事な話してるからちょっと待っててな?」


「クスッ
いいわ、詳しいことはまた後日にしましょう。
今日は愛ちゃんと早く行ってあげて下さい」


下を見ると愛ちゃんが輝いた目で俺を見ている。

「あーもーわかったよ(笑)

すいません、ではまた後日伺います」


「せんせーばいばい!」


「いつでも遊びに来てね!」



それから先生と別れて俺達は孤児院を出た





ストーリーメニュー

TOPTOPへ