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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第4章 二つめの物語~梨羅の姫君~

 はるか昔、超が最初に群雄割拠の国々から一足飛びに抜きん出て諸国を平定する以前、やはり今のように小国同士があい争う時代が続いていた。それが彼の国の初代皇帝隆治帝が武力でもってすべの国を征し、新たに国を興し国号を「超」とした。その後、続いて幾つかの国がまとまり「羅」が生まれ、最後に「揚」ができたのだ。三国による平和的な統治は長らく維持されたが、やがて大きな戦が起こり、繁栄を誇った国はすべて滅び去った。

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