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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第6章 三つめの物語~砂漠の鷹~

「私は、私の見た修明様だけを信じます。私の眼に映ったあなただけが修明様のすべてだと思っています」
 翠華の真摯な視線に、修明の瞳が揺れた。
その眼からひとすじの涙が溢れ、陽に灼けた頬をつうっとつたい落ちた。

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