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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第6章 三つめの物語~砂漠の鷹~

「仙王様、修明は十年もの間、苦い悔恨と共に生きてきました。だからと言って、彼の犯した罪が消えてなくなるわけではございませんし、許されるわけではございませんが、修明もまた彼なりに己れの犯した罪によって苦しんだのでございます」
「そなたの申すとおりだ。人は他者によって裁かれるのみにはあらず。自らの罪を認め省みることにより、己れ自身に裁かれることもある」

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