仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~
第2章 初めの物語~砂漠の花―ミイラが語る愛―~
何を思ったのか、砂漠の鷹は立ち去り際、猛訓の縛めを解いていった。
猛訓は漸く自由になることができた。
急いで倒れ伏している少年の傍に駆け寄る。白い華奢な身体には無数の疵痕が刻まれていた。か細い背や胸、鎖骨に残された赤い刻印は紛うことない汚辱の証(あかし)であった。
男たちは梨人の身体をさんざん弄び、傷つけた。抵抗したために殴られ打たれ、顔にも身体にも無数の傷や打撲の跡がある。何度も繰り返し挿入されたために、臀部はただれ、裂傷さえあった。
猛訓は漸く自由になることができた。
急いで倒れ伏している少年の傍に駆け寄る。白い華奢な身体には無数の疵痕が刻まれていた。か細い背や胸、鎖骨に残された赤い刻印は紛うことない汚辱の証(あかし)であった。
男たちは梨人の身体をさんざん弄び、傷つけた。抵抗したために殴られ打たれ、顔にも身体にも無数の傷や打撲の跡がある。何度も繰り返し挿入されたために、臀部はただれ、裂傷さえあった。