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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第4章 二つめの物語~梨羅の姫君~

 その中には砂漠を行き来する隊商によってもたらされた異国の珍しき品々も含まれ、何と生きた鳥までいた。極楽鳥(ごくらくちょう)と呼ばれるその鳥は体は燃え立つようなオレンジ色と海のような深い蒼、翼は翠緑色と実に鮮やかな外見を持っていた。

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