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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第4章 二つめの物語~梨羅の姫君~

 当の桃華以上に浮き足立った女官たちは、いやが上にも桃華の身なりに気を遣い、焚きしめる香から化粧にまで細心の注意を払った。しかし、桃華には、それもかえって煩わしい。

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