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妄想と生きる。

第33章 リストカット。

夜中3時。

私は旦那の車の中を見に行った。

きっと、何かある。

でも、何もなかった。


これで信じれる。



そう思えない。

崩れた心は、簡単には治らない。


朝まで、眠れなかった。

寝ている旦那に抱きついた。

私に気付き抱きしめてくれた。

『眠れた?…わけないよな…』



子供達の前では普通に笑っていよう。

その日、旦那のことも

『いってらっしゃい』

といつものように見送った。

旦那がいつものようにキスしてくれた。

『…頼むから変なこととか考えないで』

そう言って、行った。

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