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妄想と生きる。

第42章 心療内科。

2人で話をした。


私が、いつまでも、こんな状態で、いつまでも旦那を信用せずに責めてしまってたから…

『俺だって…』

旦那の気持ちが揺れてしまった。

そう、こうなってしまったのは私にも原因がある。

『元はといえば、俺がウソついてイベント行ったからだけど…
 でも、俺の気持ちも分かってほしい…』

旦那は、そう言った。

その後、何を話しただろう。


気が付いたら私は夜中なのに外にいた。

春なのに夜は寒い。

誰かにすがり付いて泣きたい。

でも、一体誰に…


私はトボトボ歩き出した。

こんな夜中に行けるとこなんてないのに。

死ぬことしか考えられない。


もっと早く病院へ行く決心をしていたら?

早く心療内科を受診していたら?

こんなことにはならなかったのかもしれない。


今更もう遅い…

私はいろいろ考えた。

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