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妄想と生きる。

第42章 心療内科。

このまま、どこかへ行って死んでしまったら、どうなるの?

私はきっと後悔する。

子供達を残して勝手に死ぬなんて、できない。

私は家へ戻った。


旦那はもう寝ている。

寝たら私が呼びかけたって起きない。

分かってるのに。

私は抱きついて言った。

『…死ねなかった』

涙が溢れてきた。

旦那が目を覚まして、私を抱きしめてくれた。

『エッチして…』

こんな状況で…

私は安心したかった。

エッチすれば大丈夫…

でも、大丈夫じゃなかった。

そんな私を旦那はただ抱きしめてる。

繋がったまま。

何か言葉をかけられるよりも、ずっと、ずーっと、心が温まった。

溺れた私は助けられた。

結局、エッチは途中で止めた。


眠れなかった。

旦那が寝てから、いっぱい泣いた。

泣きながら旦那にメールを送った。

私に間違って送ってきたメールを、そのまま送り返した。

同じメールを何度も送った。



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