無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

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見失った。

もう帰ったみたい。

はぁー。ため息が出る。

直接言いたかったのに…。

私はタカちゃんのケータイに電話した。
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『もしもーし』
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『もう帰ったの？帰るの早すぎだよ』
…
『用事あって急いでたんだ。』
…

『私やっぱりタカちゃんが好き。彼女になりたい』

いろいろ考えてたはずなのに、
頭が真っ白になって。

唐突に言ってしまった。

我に返って、恥ずかしくなる。

『タカちゃんの気持ち聞かせてほしい…』

タカちゃんは黙ってた。

『後で連絡する。』

そう言って電話を切られた。



もうダメなのかな…