
僕の地下室
第4章 最初の躾
「いいだろ、…そんなこと、どうでも…」
「どうでもよくないよ^^」
「光のことちゃんと知っとかないとね~」
「............」
目線を落として光が黙った。
「光がここにきて理由は..........
親に売られたから」
「.............だよね?^^」
「ちがうっ!」
僕に食ってかかるように言葉を投げつけた。
また睨んでる。
「ちがくないでしょ?w」
「ちゃんと資料にかいてあるもんw」
「ちがう、....ちがう、....」
また視線を落として静かに首を振った
「哀れだね。」
「ただ認めたくないだけでしょ?」
光の髪を掴み上げ、あざ笑うように見下ろす。
「っ.......」
光は力なく睨みながら唇をかんでた、
「そんなに、両親が好きだったんだー」
「それなのに売られるなんて、」
「かわいそー」
僕は笑った。
「...........」
僕はなにも言わない光にとどめを刺した、
「光は大好きな両親に捨てられたんだよ。」
光は僕を睨み、その目から涙を流した。
「泣いてんの?そんなにショックなんだ、でもコレが現実だよ」
僕は言葉を吐き捨てた。
初めて僕に涙を見せた時点で、僕はコイツに勝ったと思った、
「そこでしばらくこれからのことをよく考えなよ、光にはここしか居場所がないこと、.....早く理解してね。」
そのまま、部屋を出た。
扉に鍵をかけて廊下を歩きながら、
「今日はろくにしつけも出来なかったな…でも、次からは玩具として扱えるかも♪」
「僕はただ、痛みに対して正直に泣き叫んでくれる子しか必要としてないんだから、」
「次行ってもなにもできずにつまんなかったら、廃棄処分だな… ま、それも悪くないか♪」
廊下には足音とクスクス声が響いていた。
