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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~

第7章 恋紫陽花 参

 翌日の夜。
 お民は同じ場所にいた。
和泉橋のたもと―、昨日の昼下がりに源治に出逢ったところである。源治に泣き顔を見られてしまったことは、お民の心に自分でも予想以上の衝撃を与えている。

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