猫被りの変態兄妹えっち
第2章 零の苦悩
「はぁっはぁっ」
初めて吐き出した己の欲。
つん、と青臭い匂いが鼻についた。
それをぼうっと見つめ、自責の念にかられる。
僕は…何を考えていた…?
妄想とはいえ、こういうことに妹を…
だけどビーズクッションにいやらしくかかるトロリとしたものを見て、
「これがもし澪にかかったら…」
と呟く。
むくっ、と勃ったのがわかった。
そして僕は狂ったように澪を想い、自慰をおこなった。
谷口に「あのシリーズ、購入したい」とこっそり次の日に寝不足な顔で告げたのは一生の恥である。