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大義

第2章 第一章

日本国総理大臣渥美は国家安全保障会議の議長席にいた。モニターと前で自衛隊の統合幕僚長が説明をしている。「現在の体制としては空自のF-15Jが6機、F-4Jが2機、そして海自のP-3Cが3機で警戒監視に当たっております。」
「次、海上保安庁長官!」
苛ついた渥美の声が会議室に通る。
慌てて前に出た海上保安庁長官の説明が始まった。
「かぐらを占拠したのは副官の神田以下5名と思われます。乗員は艦内に監禁されている模様です。海保ではSSTによる奪還作戦を考案中です。」
海上保安庁には特殊警備隊(SST)と呼ばれる特殊部隊がある。
長官が逃げるように席に戻ると、総理は力強く言い放った。
「作戦の実行を許可する」
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