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アイドル君からダイエット命令

第4章 電話


「はい?」


あのオーディション
から約一週間。

日曜日のお昼に鳴った
うちの電話。


低い声の男の人が
私だと確認すると

話し始めた。



「合格です。

美帆さん。

あなたは明日から
『feel』の一員だ。」



低くてよく通る声の
はずなのに

聞こえないのか
聞こうとしてないのか


私は食べていた
スルメを口から落とした。


「え……
わ、わたし…

え……」


「ん?

あなたは
『feel』のオーディションを受けましたよね?」


「は、はい。」


「うーん」と
男性は少し悩み、

「とりあえず
明日の午後20時、

東京○○事務所へ
おこしください。」

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