アイドル君からダイエット命令
第4章 電話
怪しい電話に
迷いに迷ったあげく、
私は今
東京の○○事務所の扉の前。
開けようかなぁ……
でも怪しかったし……
いたずらだったら
恥ずかしいよね……
扉から一歩下がって
唇を噛んでいると
遠くの方から
人の声と大きな足音。
「……っ!!
ぅ……せぇ!!
やって……か!」
事務所の中からだ。
少年の声と
足音が扉に近づく。
えっ
あっ……
『ガンッ!』
「っ!?
な、誰だお前っ」
「あ、あの……」
「おい!
待て、ハルッ!!」
ハル……?
「ちょ、お前こいっ!」