男気花飾り。
第8章 純情パステルカラー。
「やべぇ…クラクラする」
寺の言う様に…体育の時間は…寝不足と…空腹で…
頭がクラクラしてきた…
チームを分けて…バスケをするとか…
俺は、背も低いし…パスなんてめったに回って来ないが…
足は早い方で…走らされた…
「雅!!!」
「おう!!!」
パス―――――――!!!
を…俺は取り損ねて!!!
バッコーン!!!!!!
頭に直撃!!!「イッ!!!」
「雅―――――!!!」
皆の声がする…
ワイワイって―――――…
でも、その中でも…
寺の声が…俺の耳には…高く目立ち…
美音として捕らえる…
「イテテテ…」
クラクラする……
「先生…雅の奴一応…保健室に連れていきます」
「おぅ、頼む…」
大丈夫なのに…