テキストサイズ

男気花飾り。

第18章 冬色・ニットブルゾン



教室に入るなり……


高木に、初エッチ完了を指摘され…



あれ?



っと思った…が…



雅のアタフタした態度に…否定しても意味がないと思った…




それに、雅から漂う香りが何なのかも…高木は言い切った…




フェロモン…か…



俺は、納得した…




これは…危ない…




しかも…ここは男子校…




ライオンの檻に…うさぎが迷い込んだ様なものだ…




一応…雅には…脅しを入れてみたが…




天然ボケキャラに時々なる…雅の事だ…





嫌な予感しか…しない…





しかし、高木が対策を知っていた…



フェロモン消しに…コーヒーの香りとか…




眉唾ものだと…ピンと来たが…





雅と高木の…真剣なやり取りに…



横槍を入れる雰囲気ではなかった…




コーヒー豆を包んだハンカチから…


ふわりと…ビターな香りがした―――――――…




高木兄…あなたは…何者ですか!?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ