男気花飾り。
第23章 桜色ニットで春を待つ!
「………………理解…できないし……
兄さんは……認めない…」
俺は…頭をさげたまま……
真さんの…
無理に落ち着かせようとする声を聞く……
「………スミマセン…」
俺は……虫の鳴くような声しか…出なかった…
真さんの顔が……見れなかった……
「功……頭を冷やせ…
男同士だぞ?お前……自分が!!!正常じゃないって!!!わかってるのか?」
「……真にぃ…
解ってる!!!
でも―――――――「でも!じゃない!!!」
ビクッ!!!
努めて…穏やかに話していた真さんの声が!!!感情的に寺の言葉を遮る!!!