男気花飾り。
第25章 【最終章】ティアラブローチをワンポイントに!
「……え…あ…」
「あ…ど〜も、功の父です。」
ブーブー言っている母の隣で、申し訳なさそうに…寺のお父さんが笑っていた
「あっ…功君と…お付き合いさせてもらっている…
皆川 雅です……よろしくねお願いします///」
ニッコリ笑う顔は…
寺と…孝君に似ていた…
何だか安心する…
「…母さん、父さん!
俺は、真剣に!!!雅と付き合っている……
真にぃは…不本意にバレて…凄く…反対されたから…
父さんと母さんには、自分から報告して…決意を…知ってほしかったんだ!!!」
寺は、真剣に…まっすぐ…両親と向き合った…
『そっ…茶化して悪かったわ…
でも、入って来た時から…功の真剣さは伝わってたから―――――…
お母さんは、反対しないって決めたの!!!
だって…色んな恋愛があるって…
解ってる――――から…』
寺のお母さんは…微笑みながら、寺を見つめていた――――――…
「…理解…してくれるの?」
『ええ…』
「…この…恋愛を…認めて…くれるの?」
『ええ…』
「ありがとう……ございます…」
寺は……張り詰めていた糸が切れたのか―――――…
泣き出した――――――…
俺も………つられて…
「あ…あ…ありがとう……
ございます―――――…」
泣いていた…