男気花飾り。
第30章 【番外編③】鈍感花飾り
真は、耳打ちをするように…ツツツ…と俺に近づく…
「これ…男子…なんだよ」
ガタガタ!!!
「は!?はぁ〜?
またまた〜…これ…ど〜見ても…女子だろ?」
俺は、真からスマホを奪い取ると…まじまじと眺めた…
「いや…男子校の生徒の一人なんだよ…」
真は…はぁ〜っとため息をついて…ビールをグビグビっと飲み干す
「え〜…これ…生徒?マジか?…この子見ちまうと…今まで出会ってきた女は…クソだな…」
「で……弟の……恋人でもある…」
ブ――――――――ー!!!…
俺は…ビールを吹いた!!!
「はぁ?え!…お…おお…」
なんとも…真面目な真にしてみたら…
とんでもなく…爆弾な…生徒な訳だ…
「この子は……ホントに男子なのか?…弟に、からかわれてるとか…ないか?」