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男気花飾り。

第30章 【番外編③】鈍感花飾り

「いや…こっちが、本来の雅くん…」


そう言うと…真は、スクロールして別の写真を出した…



そこには、学ランを来た紛れも無い男子が写っていた…


「あ…男子だな…

隣で…画面睨んでるのは…弟君か?おまえら似てないな…」



“雅くん”とやらは……男子で…綺麗な顔はしていたが……メイクであそこまで化けるとは……



「そ〜なんだよ!男子なんだよ…ま〜体の線は細いし、肌もきめ細かいし……いい匂いするし……」



真が…動揺する気持ちはわかる…が……


匂いとか……嗅ぐなよ…



「こんなに…可愛いのに…別に女子になりたい訳じゃないって…

も〜意味わかんねーんだよ」



あ〜…真…荒れてるなぁ…


「…で…でも、恋人っても、友達延長なんだろ?友達っな!!!」



真は、手に持っていた!フォークを太めのウィンナーに突き刺し!!!俺の目の前に突き出した!!!



「はぁ?恋人だぞ!
ガッツリSEXしてるって!!!宣言されたんだよ!!!」


うそ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!


うわ〜…兄としては…きついか?


真は、片手にウィンナーを持ち!!!二杯目のビールをすごい勢いで飲み干した!


「…ど〜思うよ…要…

俺は…動揺しまくりだよ!
見た目、激カワの少女が…男子で…生徒で…弟の恋人で……ウィッ!」



あああ…酔ってるよ…


真…パニックなんだろうなぁ〜…



「つーか……男同士で…ど〜やってSEXすんだよ!」



酔ってる…真…可愛いんだが……


これを言うと怒るんだよなぁ




「なぁ!要〜…」





しかし……真面目な真に…ゲイの世界って…理解できねーよな…





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