男気花飾り。
第30章 【番外編③】鈍感花飾り
数分後――――――…
俺は…浴室に…向かった…
浴室の扉を開けると……
広めの浴槽に…お湯をはり…温まっている真がいた…
「…真…ごめんな…痛かったか?」
ちゃぷん…と…お湯が動き…真は…俺を見た…
「……ああ…痛かった…」
黒髪が…濡れて……ポチャン…と…湯舟に波紋を広げる…
「………」
「………////…入れよ…」
真が……照れたように…
湯舟に誘ってくれた―――…
「…あぁ…さんきゅう」
俺も…ぎこちなく…照れながら……湯舟入る…
二人で…向かい合い…
今更ながら……ドキドキしていた…
「////気持ち…よかった…」
「////ま…真………
俺も……こんなに興奮したの……初めてだ……やばい…癖になりそうだな…」
真は…フッと鼻で笑うと…
ふ〜っと…息を吐き…天井を見上げた…
その…姿が……妙に色っぽくて…
もう……恋が始まっている事に…気がついた…
「…真……………」
「ん――――――…?」
「なんでも…ねー…」