男気花飾り。
第4章 美脚ヒール。
俺は、朝姉ちゃんの弁当を食べながら寺と話すこの時間が…
たまらなく……
楽しくてしょうがない……
寺は、ガツガツとご飯を食べている
「つーか…雅って、そんな小さい弁当で足りるのかよ?」
「え…」
俺の弁当は――――…
女子中学生の空と、同じ大さだ…
「…運動部じゃねーしな。足りてるって…」
「…ならいいけど…」
寺は、俺の顔を見て……ランチのエビフライを箸で持ち上げた…
「雅、口開けろ!!!」
「えっ!?」
俺は、条件反射的に口を開けた!!!
次の瞬間!俺の口の中に、寺のエビフライが入ってきた!!!
「ん?!!!ん」
「男子なら、もっと食え!」
エビフライはサクサクで美味かった…
「んっ……うまい」
寺はニカッと笑って、フライの横のパセリを食べた…