男気花飾り。
第6章 繊細なレース。
俺達は、コーヒーとお喋りを楽しんだ…
好きな趣味をこんなにも満喫したのは初めてで…
時間を忘れていた
「雅!もう、こんな時間!!!」
時計を見ると、あっという間に帰る時間になっていた
「時間たつの早いな…」
俺は、まだまだ……
しゃべり足りなかったし…
まだ……一緒に…いたかった…
「寺……歩いて…帰らないか?」
電車の方が早く着くが…
3〜4駅分…歩いて帰りたくなった…
「あ…別にいいよ?」
「じゃぁ決まり!」と…俺はレジに支払いに向かった…
「?支払いは、貰ったよ?」
カウンターのイケメンマスターが身を乗り出して来た…
「え……?」
いつの間に?俺は寺を見る…
寺は、すでにカフェを出ていて…外で寒さに身を震わせていた…