テキストサイズ

男気花飾り。

第8章 純情パステルカラー。

『おはよう。』



『ソーちゃん、おはよう。』



リビングに中学の制服を着た空が入ってきた…



空の目が、俺と朝姉ちゃんを交互に見て…空気を読む…



『ソーちゃん、ご飯分けて?』


『うん。マーちゃん…寝不足?』



「あっ…ああ…」



『マーちゃん…大丈夫?』



ビクッとなった…



「大丈夫……」


空は、何も言わずに俺の前に味噌汁を出してくれた…



『食欲なくても…アーちゃんの味噌汁は美味いから…食べた方がいいよ』




「……あっ…うん」




俺の顔で…寝不足や、食欲が無いこと…イライラしてる事に気がつく…妹…



「エスパー?」



『は?何が?』




俺は味噌汁を一口飲む…







うまい――――…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ