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彼がロックを奏でたら。

第2章 本性

「さあ、戻るわよ!みんな心配してる!」

女性はサングラス野郎の腕を掴もうとした。

「その子は?」

女性が私の存在に気付く。

私はハッとして、その女性に助けを求めようとした。

「いや、俺は戻らない。もうあいつらは仲間じゃない」

私が声を発するより先に、サングラス野郎が言い放つ。

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