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彼がロックを奏でたら。

第2章 本性

「正也…私は…正也の作る歌詞が好きだよ?」

私の言葉に正也の身体がピクッと動く。

「楽器を演奏したことないから方向性とかよくわからないけれど、私はRAINの曲でいつも元気や勇気をもらってるよ?」

「…」

「だから今日のライブもずっと楽しみにしてて…」

「もういい」

苛立ったように正也が言った。

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