テキストサイズ

甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第11章 文化祭①〜雅×陸×瑠衣〜

そぉーっと雅の方を見ると…


「…いい度胸だな、ガキ」


ひゃああああっ!!

怒りMAXじゃん!瑠衣、余計なこというなよ!


慌ててあたしは前回と同様仲介に入る。


「みみみ雅!瑠衣はまだ子どもだからさっ、ね?」


子どもとは言っても1個下なだけだけど。

雅は仕方ないといった風に自己紹介をする。…が。


「俺は北條雅だ。心乃とはーーーんぐっ」

「わあああああっ!」


一緒に住んでるなんて言われたら瑠衣になに言われるか…と思ったあたしは思わず雅の口を手で塞いだ。


陸も瑠衣もあたしの行動にびっくりしてる。


「あたし“たち”、幼馴染なんだよね!

小さい頃から一緒にいたから雅も陸も心配性でさぁ…あははは」


面白くないけど無理やりな笑い。

瑠衣も怪しそうにじぃーっとあたしたち3人を凝視してる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ