甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第11章 文化祭①〜雅×陸×瑠衣〜
「ふーん…先輩、幼馴染なんていたんだ。
しかも男の」
あまりに低い声で呟く瑠衣に、いつものハイトーンとは違う驚きと怯えを感じるあたし。
あたしを見る瑠衣は、悲しそうな…でも怒ったような表情をしていて。
なんだろう…この感じ。
…なんて違和感を感じていたのに。
「…ま、今日のところはその幼馴染さんたちに任せて僕は帰りますけど……」
そう言いながら瑠衣の手が雅の口を押さえていたあたしの手を捉える。
「あっ」
気付けば、その手を引っ張られて。
あたしの頬にふにっとしたものが当たった。
………………
「ふふっ。じゃあねぇ、心乃先輩♪」
固まったままのあたしたちに、ひらひらと手を振って去って行く瑠衣。
い、いま……
ほっぺにチューしたよね!?!?
「…あいつ、侮れねぇな」
隣で呟く雅に、あたしはなにを言ってるのかさっぱりわからなかった。
そんなことよりも、キスされたことで頭がいっぱいで…
まさかの展開にただただ立ち尽くすあたしだった。
陸「つーか…俺のことを忘れんなよっ!!!!」
しかも男の」
あまりに低い声で呟く瑠衣に、いつものハイトーンとは違う驚きと怯えを感じるあたし。
あたしを見る瑠衣は、悲しそうな…でも怒ったような表情をしていて。
なんだろう…この感じ。
…なんて違和感を感じていたのに。
「…ま、今日のところはその幼馴染さんたちに任せて僕は帰りますけど……」
そう言いながら瑠衣の手が雅の口を押さえていたあたしの手を捉える。
「あっ」
気付けば、その手を引っ張られて。
あたしの頬にふにっとしたものが当たった。
………………
「ふふっ。じゃあねぇ、心乃先輩♪」
固まったままのあたしたちに、ひらひらと手を振って去って行く瑠衣。
い、いま……
ほっぺにチューしたよね!?!?
「…あいつ、侮れねぇな」
隣で呟く雅に、あたしはなにを言ってるのかさっぱりわからなかった。
そんなことよりも、キスされたことで頭がいっぱいで…
まさかの展開にただただ立ち尽くすあたしだった。
陸「つーか…俺のことを忘れんなよっ!!!!」