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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第15章 お弁当争奪戦

電話を切ったあと、なんとか陸と雅に説明をして公園にピクニックに行くことに決定。



「じゃああたし、お弁当作ってくるから…

2人とも、待っててね」


ほーい、と陸。

雅もこくっと頷いた。

2人を大広間に残してあたしはキッチンへ。


お弁当なんて、ちゃんと作れるかな…

お母さんの料理の手伝いはときどきしてたけど…とにかくやるしかない。


はぁっとため息をついてあたしは冷蔵庫の扉を開いたのだった。


さて、取り残された陸と雅はというと。


「…あいつ、料理できるのか?」


雅の質問に、しばし沈黙の陸。


「…食ったことねぇなぁ」


「幼馴染のくせに?」


はっと嘲笑う雅に、むっとした顔をした陸。


「手作りはもらったことねぇけど!

チョコはあるかんなー」

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