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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第15章 お弁当争奪戦

ーside by 心乃ー

キッチンでお弁当作りを開始してから1時間は経っただろうか。


やっっっとのことで終わったあたしは、瑠衣に待ち合わせ場所を伝えた。

あたしたち3人は歩いて公園に向かうことに。


「うぅーん、いい天気っ」


歩きながら伸びーっとするあたし。

空は真っ青で、雲ひとつない。
太陽もキラキラと輝いている。


「ガキだな」


ふっと笑う雅。


「なんでよ!それより2人とも…


瑠衣が来たら、雅もあたしの幼馴染だからね」


そう。

瑠衣には陸と雅は幼馴染と伝えてある。


雅がご主人様なんて知られたら、瑠衣がどれほど驚くことか…


「別に主人でも良くね?

屋敷に住んでることまで隠して…意味ないだろそれ」


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