
甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第17章 本音
ーside by 雅ー
なぜドキドキするのか?
そんなの、とっくに俺は気付いてるさ。
気付いてないのは…心乃だけだっつーのに…ったく。
でも、収穫はあった。
心乃が俺のこと気になってるってこと。
「考えたし、なんなのかも知ってる」
俺の言葉に驚いた表情を見せる心乃。
だから、そのきょとん顏は反則だって…
「なっ、なに?教えてよっっ」
心乃はまだ気付いてないから、ものすごく気になるみたいだ。でも…
「教えねーよ、バーカ」
またデコピンを心乃にくらわす。
「いった!
なんでっ、教えてよーっ」
ぽかぽか叩いてくるけど、俺は無視して歩く。
だって、つまんないじゃん。
“好きだから”なんて教えたらさ。
だから心乃が気付くまで、根気強く待ってやるさ。
「ほら、うちに帰るぞ」
すっと手を差し伸べると、ぴーぴー言っていたのがピタッと止む。
そしたらもじもじと手を動かしながら、恐る恐る俺の手を握った。
なぜドキドキするのか?
そんなの、とっくに俺は気付いてるさ。
気付いてないのは…心乃だけだっつーのに…ったく。
でも、収穫はあった。
心乃が俺のこと気になってるってこと。
「考えたし、なんなのかも知ってる」
俺の言葉に驚いた表情を見せる心乃。
だから、そのきょとん顏は反則だって…
「なっ、なに?教えてよっっ」
心乃はまだ気付いてないから、ものすごく気になるみたいだ。でも…
「教えねーよ、バーカ」
またデコピンを心乃にくらわす。
「いった!
なんでっ、教えてよーっ」
ぽかぽか叩いてくるけど、俺は無視して歩く。
だって、つまんないじゃん。
“好きだから”なんて教えたらさ。
だから心乃が気付くまで、根気強く待ってやるさ。
「ほら、うちに帰るぞ」
すっと手を差し伸べると、ぴーぴー言っていたのがピタッと止む。
そしたらもじもじと手を動かしながら、恐る恐る俺の手を握った。
