甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第18章 瑠衣の変化
突然の告白に、あたしは驚いた。
「る、瑠衣?
冗談言わないでよー?そんな真剣な顔で…きゃっ」
言い終わらないうちに、瑠衣はあたしの手を握ってきた。
そのまま手を引っ張られ、顔が間近になる。
「瑠衣…?」
「冗談でこんなこと言うわけないじゃないですか。
文芸部に入ったときから…
先輩の一生懸命さ、ずっと見てきたんですよ?僕は」
文芸部に入ったときからって…
そうだったの?
あたしにとって瑠衣は弟みたいなものだと思っていたから、
瑠衣もあたしのことはお姉ちゃんみたいにしか見てないのかと思ってた。
「甘えんぼな後輩としか思われてないだろうなとはずっとわかってました。
僕もしばらくはそのままでいいかなって思ってたけど…
雅さんが心乃先輩を連れ去ろうとするから、これはまずいなって気付いて」
雅が?
あたしを?
「雅はあたしのことそんな風には…」
「わからないじゃないですか」
「る、瑠衣?
冗談言わないでよー?そんな真剣な顔で…きゃっ」
言い終わらないうちに、瑠衣はあたしの手を握ってきた。
そのまま手を引っ張られ、顔が間近になる。
「瑠衣…?」
「冗談でこんなこと言うわけないじゃないですか。
文芸部に入ったときから…
先輩の一生懸命さ、ずっと見てきたんですよ?僕は」
文芸部に入ったときからって…
そうだったの?
あたしにとって瑠衣は弟みたいなものだと思っていたから、
瑠衣もあたしのことはお姉ちゃんみたいにしか見てないのかと思ってた。
「甘えんぼな後輩としか思われてないだろうなとはずっとわかってました。
僕もしばらくはそのままでいいかなって思ってたけど…
雅さんが心乃先輩を連れ去ろうとするから、これはまずいなって気付いて」
雅が?
あたしを?
「雅はあたしのことそんな風には…」
「わからないじゃないですか」