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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第3章 俺様男子

でっ…でも。


『お前も知ってるだろう?

取引先との付き合いの大切さ』


そう…そうよ!
これはお父さんのため、そしてあたしの公務員になるための将来への第一歩だ!


それに、俺様とは言えどこんなイケメンの世話ができるなんてむしろラッキーじゃない。


何事もプラスに考えればいいのよね。


「わ、わかりました。

これからよろしくお願いします!えっと…」


「北条雅だ」


腕を組んだままあたしを見下ろす(見下す?)彼。

そういえば名前も聞いてなかった。


北条雅……か。


とにかく、お父さんのために!
あたしのために!


この俺様男と戦ってやるわ!!

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