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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第21章 夕焼けの心

やば…

涙出そう……


悲しくてじゃない。


2人の言葉が、嬉しくて。


「…っ。ありがっ…とぉ」


夕焼けの中、河原に佇む3人。

ひとり涙を流すあたしの背中を、陸と瑠衣は優しくさすってくれていた。








「…雅に、心乃の気持ちが伝わってればいいけどな」


落ち着いた心乃を屋敷に帰した2人は、大広間のテーブルの席に座っていた。


雅はまだ帰ってきていないようだ。


「っていうか…こんな広いところに住んでるんですか。

雅さんの家系…すごいですね」


初めて屋敷に来た瑠衣には、屋敷の広さとインパクトに驚きが隠せないようだ。

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