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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第4章 年下男子

うちの高校はほとんどの生徒が国公立の大学を目指している。


もちろん、あたしもその中のひとり。


高校2年生とはいえ、季節はもう夏終盤。

短い時間でも大切にしなくちゃ!


…と、思っていたときに今回のアルバイト。


「はぁ〜あ…」


教室で机に顔をひっつけたまま深いため息。

やるぞ!と決めたものの、正直なところ両立できるのかなっていう不安はある。

勉強。バイト。そして……




「小鳥遊さん、ぼーっとしてないで!

今度の締切までに一本仕上げとかないと。うちの部は部費が足りないんだから」


近くにいた3年の部長にお叱りを受ける。


そう。実はあたし、文芸部に所属していたりする。

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