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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第6章 メイドのお仕事①

「う〜ん…やっぱりちょっと頼りないなぁ」


鏡の前で何度も確認する自分の姿。

メイド服を着るなんて初めてですっごいドキドキする。


しかも、スカートの長さが短すぎて…裾を引っ張って伸ばしてはみるものの、うまくいかない。


「なんかスカートの中がスースーして気持ち悪いなぁ、もうっ」


口では文句を言ってるけど、内心やっぱりメイド服は可愛いなって思ってる自分がいる。

あたしに似合うかは別だけどね……


でも…雅は『命令だ』って聞かないだろうし…


「心乃ー!

着替えたか?」


ガチャッといきなり扉を開いた雅。


「ひゃっ!いきなり入らないでくださいよ!」


思わず胸元を隠すけど、そんなとこ隠してもって感じだ。

なんでこう勝手に部屋に入るかなー…


「お前はメイドなんだから盾つくな、あほ」


またアホだのバカだの…

もうちょっと優しい言葉言えないもんかね。

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