甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第7章 心配性の陸
陸がこの屋敷に来る数時間前のこと。
学校から帰った陸は、自分の部屋でいつものように漫画を読み漁っていた。
すると。
「ん?なんだ、これ」
ふと床に手をつくと、チャリンという音と共に鍵が落ちていた。よく見ると、可愛らしいキーホールダーが。
もしかして…こないだ心乃がうちに来たときに落としたのかもしれない。
そう思って何年か振りにあたしの家に来た陸だったんだけど。
そこでどうやらあたしが住み込みでバイトをしたことを聞いたらしい。
陸にはバイトの話はしてたけど、一緒に住むとまではあのときはあたしもまだわかってなかったから言ってなかった。
「それで、お母さんから住所を聞いてここまで来たの?」
「ああ。
まさか住み込みなんて…しかも男と2人だぞ?お前わかってんのか?」
いきなり叱られてるあたし。
なんで怒られてんの…?
ぽかんとしてるあたしに、呆れ顔の陸。
そんな陸の横で腕を組んだままむすっとしてる雅。
学校から帰った陸は、自分の部屋でいつものように漫画を読み漁っていた。
すると。
「ん?なんだ、これ」
ふと床に手をつくと、チャリンという音と共に鍵が落ちていた。よく見ると、可愛らしいキーホールダーが。
もしかして…こないだ心乃がうちに来たときに落としたのかもしれない。
そう思って何年か振りにあたしの家に来た陸だったんだけど。
そこでどうやらあたしが住み込みでバイトをしたことを聞いたらしい。
陸にはバイトの話はしてたけど、一緒に住むとまではあのときはあたしもまだわかってなかったから言ってなかった。
「それで、お母さんから住所を聞いてここまで来たの?」
「ああ。
まさか住み込みなんて…しかも男と2人だぞ?お前わかってんのか?」
いきなり叱られてるあたし。
なんで怒られてんの…?
ぽかんとしてるあたしに、呆れ顔の陸。
そんな陸の横で腕を組んだままむすっとしてる雅。