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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第8章 天然くんの瑠衣

あ…また、だ。

こないだと同じ、真剣な表情。
いつものふにゃりとした感じがない。


「い、いるの?」


思わず再度確認。


「うんっ♪」


あ、いつもの感じに戻った。
てか…そんな最高の笑顔をされても。

可愛すぎるんだよっ!


でも…瑠衣の好きな子、か。

気にならないわけじゃないけど、あたしが聞いたら教えてくれるものだろうか。

でも、聞かないよりは聞いてみた方がいいかも?


うーんと悩んでいるあたしに、瑠衣はずいっと顔を近づけた。


「わっ…近っ……」


「気になる?僕の好きな子」


!!!
なんであたしの聞きたいことがわかるんだ!


まさかの瑠衣から言ってくれたことに、一瞬戸惑ったけど。

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