甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第10章 メイドのお仕事②
今日は土曜日。
あたしと陸は課外授業もなく休みだけど、雅は午前中だけ授業があるらしい。
屋敷にはあたしと陸の2人で掃除でもするかって話になった。
「どんだけ綺麗にしても広すぎてどこを綺麗にしたかわかんねーなー」
脚立に登って高い窓を拭く陸。
「本当そう!3人で住むにはでかすぎるんだよね、この屋敷」
その脚立を押さえるあたし。
「いっそのことおばさんたちも呼べば?喜ぶぞ、きっと」
お母さんたちを?
まぁ、呼べば喜んで来るだろうけど…
でも…雅の常識のあるようで抜けてる俺様な感じを見てしまったら……
「い、いいよ!呼んでもなにもしてあげられないし。ほら、それより掃除掃除」
ふーんと言いながら窓拭きに戻る陸。
うちの親はけっこう楽天家だからあたしを連れ戻すなんてことはしないだろうけど…
それでも、もし家に帰ることになったら。
せっかくここでの生活も始まったばかりなのに、中途半端にやりたくない。
あたしと陸は課外授業もなく休みだけど、雅は午前中だけ授業があるらしい。
屋敷にはあたしと陸の2人で掃除でもするかって話になった。
「どんだけ綺麗にしても広すぎてどこを綺麗にしたかわかんねーなー」
脚立に登って高い窓を拭く陸。
「本当そう!3人で住むにはでかすぎるんだよね、この屋敷」
その脚立を押さえるあたし。
「いっそのことおばさんたちも呼べば?喜ぶぞ、きっと」
お母さんたちを?
まぁ、呼べば喜んで来るだろうけど…
でも…雅の常識のあるようで抜けてる俺様な感じを見てしまったら……
「い、いいよ!呼んでもなにもしてあげられないし。ほら、それより掃除掃除」
ふーんと言いながら窓拭きに戻る陸。
うちの親はけっこう楽天家だからあたしを連れ戻すなんてことはしないだろうけど…
それでも、もし家に帰ることになったら。
せっかくここでの生活も始まったばかりなのに、中途半端にやりたくない。