テキストサイズ

私の日常♪

第10章 能力の裏には〜過去〜

なんだコイツ…




話し方気持ち悪っ…




…ん?


翔「契約…?まさか…!!」




俺はとっさに親父の顔を見た。




その顔はまるで、『申し訳ない…』と悔しがっているように見えた。




遠藤「はい。そのまさかです。櫻井翔さん、あなたは明日からうちの病院の専任ドクターです。ククッ…」





まじかよ…




『専任』ってことは、ずっと縛りつけられるんだろうな。





まじかよ…





翔「クソッ…なんで俺なんだよ…」




そう言った俺の声は今にも泣きそうなほど震えていた。




智「ごめんね。俺がもう少し早く話していれば…」





智くんは優しいな。




でもな…




翔「智くんは悪くない。元はと言えば、これを契約しちまった親父が悪いんだから。なあ、親父…」





少し睨み付けてやった。




そしたら案の定…




父「ヒィッ…申し訳ない…です…」





ほらな。びびってやがる。



翔「フッ…ホント、バカな父親だよな。我が子を売るなんて。どうせ大金積まれたんだろ。」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ