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陽だまりの仮面 -嘘-

第6章 本腰?

あたしは……。


花木君がポンと叩いた頭にジーンと熱が集中。


良く、カップル同士がしてるのを見て密かに憧れでもあった、頭ポン。


それを、まさか花木君からして貰えるなんて

ホントに夢のようで、嬉しくて。

すっかり、“牧村さん”から“琉愛”になったあたしの呼び名も

慣れないからだろうけれど、やっぱり凄く嬉しくて仕方がなくて。



1人、残った図書室の中で誰にも見せらんないくらい締りのない




ニ~ンマリ笑顔。




「琉愛、早く教室に戻りますよ!」


「あ…、はーいッッ!!!」



先に戻ってると思ってたけど、花木君は廊下で待ってくれてたみたいで。


その事も凄く凄く、更に凄く嬉しくて。


あたしは幸せ気分満載で、花木君の隣りへと駆けた。




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