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陽だまりの仮面 -嘘-

第1章 2面性

「おはよー!琉愛(れお)ちゃん!」

「あ、おはよぉ!」

「今日も可愛いねー♪」

「そう?ありがとう♪」




―――かったるい毎日。



無駄に笑顔を振り撒きながら



「木山君、いつも元気だね?」

「琉愛ちゃんと一緒に居られるからね」

「ありがとッ♪……ハァ」



毎日、彼氏でも無い男と日替わ登校。


マジでかったるい。



毎日毎日。


ロクにあたしの事を知らない癖して


「可愛い」


を連呼する、この男達。



内心


くたばってしまえばいいのに。


なんて思ってしまってるあたしは、本当に性格悪いなー。



て、思う。



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