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陽だまりの仮面 -嘘-

第9章 琉愛×仮面

「サンキュー♪」


砂羽はあたしのスマホを握り締め、何やら自分の携帯のようにサクサクっと操作。


何に使うのかさっぱり分からないけど、鼻歌混じりにルンルンな様子。



……彼氏にでもメールしてんのかな?

って、今こいつ、彼氏居たんだっけ?

コロコロ変わるから把握出来てないな…。

まっ、いっか。



砂羽が携帯弄ってる間、暇なあたしは目の前のポテトをパクパク口に放り込みながら、ぐるりと店内を見渡す。


時刻は15時過ぎ。


ティータイム時だからか、同じようにポテトを囲んでる人もいれば

パフェを食べてたり、ケーキ食べてたり。

主婦や家族連れが多いようで、でも中には当然だけどカップルも居て。

仲睦まじそうなカップルを見てると……

何だろう…。








ケッ。









って思ってしまうのは、あたしの性格の悪さなんだろうか。




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