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陽だまりの仮面 -嘘-

第2章 陽だまりの・・・・・・

数本返されてる本を、本棚に戻す作業

返却期限が過ぎてる本と、借りてる人をピックアップ。


「えっと?黒…魔術式…2年3組……」


黒魔術って…おいおい。

どんな本読んでんだよ!


この人、先週は白魔術だったような気がするんだけど……

魔法使いにでもなる気か?!


なんて、リストに向かって1人でツッコみ。


てか、そんな本があるのか……。

今度あたしも見てみようかな。

黒魔術で花木君があたしに振り向くとか、そんな魔法あるのかな…



って、他力ならぬ、魔法本願?




くだらない事考えず、さっさと仕事終わらせて帰ろ。


黙々と、誰も居ない図書室で、決められた図書委員の仕事をしてる時






ガラッ―――






図書室のドアが開いた。




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